1948-06-16 第2回国会 参議院 予算委員会 第31号
こういうことでありますが、当時いろいろ複雑なる論議もございまして、停止的処理ですか、まあこれは果して日本語であるかどうかと言われてひやかされたくらいで、非常に曖昧であるし、分りにくい表現で表現せられたのでありますが、それ程にこれは簡單ではなかつたと思うのでありまして、只今岡田さんがおつしやつたような意味に解するような表現にもなり得るし、或いは停止的というものは、もう少し含みのあるような意味にもとれないようなことはないというように
こういうことでありますが、当時いろいろ複雑なる論議もございまして、停止的処理ですか、まあこれは果して日本語であるかどうかと言われてひやかされたくらいで、非常に曖昧であるし、分りにくい表現で表現せられたのでありますが、それ程にこれは簡單ではなかつたと思うのでありまして、只今岡田さんがおつしやつたような意味に解するような表現にもなり得るし、或いは停止的というものは、もう少し含みのあるような意味にもとれないようなことはないというように
○岡田宗司君 停止的処理ということで、一年延期したものに対しまして更に利息を附して、最終年度まで利息を附して行くということは私共には甚だ解しかねるのであります。而もこれがそのまま複利計算になつて行くといたしましたならば、相当莫大なものになるのであります。この点につきまして私共はそういうふうな処理をとられるならば、これは停止的処理ではないと、こう考えざるを得ないのであります。
○岡田宗司君 次にお伺いしたいのは軍事公債の利子支拂停止の問題でございますが、三党協定の際におきましてこれは停止的処理ということに決まつたのでございます。この停止的処理ということを具体化しまして、閣議におきましては一年間利子の支拂を延期する。こういうことになつたのでありますが、果してこれが軍事公債の停止的処理であるかどうかという点に私は非常な疑問を持つ者であります。
なぜかと申しますと、三派の政策協定の中に織りこまれてあつて、予算に現われております問題に異論のできておりますのは、御承知の軍事公債の利拂停止的処理という三派協定の一項に特別会計におきまする鉄道通信両会計の一括料金の問題、租税の問題に対しましては新税をおつくりになつたという関係の問題が、いろいろ與党間に御意見があられるのであないかと思うのであります。
第五に、前述いたしましたように、國際信用を維持するために、外國人の所有する軍事公債の利子については、今回の措置の適用から除外することにいたしましたが、本措置の実効を確保するため軍事公債の利拂停止的処理方策につき、政府声明の発せられた昭和二十三年五月十五日において、外國人が現に所有し、かつ同日以後引続き所有する軍事公債の利子であつて、その支拂を外國人が請求する場合に限つてこれを除外することといたした次第
軍公問題は、社会党は利拂停止を主張し、民主党は停止すべきのにあらずと主張した案件でありまするが、内閣組閣の際の三党政策協定として、明確を欠いたまま、利拂停止的処理という文句のまま、協定なれりとして現内閣は発足したのでありますが、四月支拂うべき軍公利子が予算に計上されたのがきつかけとなりまして、遂に協定の不明朗性を発揮するに至つたのであります。
ただいまの質問はそれぞれ三党政策協定のうちに含まれておる軍事公債の利拂の停止的処理という言葉についての内容に触れておるのでありますが、これに関しましては、商工大臣からも明瞭に答えられておるように、軍事公債利拂の停止的措置、その方法については委員会を設けてこれを処理するということであると言われておるのであります。すでに委員会もできておるのであります。
すなわちあの文言の通り、停止的処理をするということは、一應停止を認めてその処理をするということに理解すべきものというふうに解釈を変更いたしまして、さよう御了承を願います。
○北村國務大臣 これは必ずしもそういうふうではないのでありまして、言葉に少し疑義がございまして、停止的処理という言葉を停止問題の処理というふうに、私どもは理解しておつたのでありますけれども、そうではなくて、停止的処理ということであるということでありますから、言葉をさらに調べました結果、停止的処理になつておつた。それならば、一應停止ということをきまつたものとして、その善後策を講ずるのである。
すなわち、まず第一に軍事公債利拂停止の問題であるが、これは協定によれば、軍事公債の利拂停止的処理、その方法は今後処理委員会を設けてきめるとして妥協が成立しておるのでありまするが、すでに社民両党の間においてこれが見解を異にしておるというほどのあいまいな協定は、一体どういうふうにこれを受け取ればよいのであるか。
○國務大臣(栗栖赳夫君) 板谷議員のお尋ねである三党協定における軍事公債協定における軍事公債利子の停止的処理の問題について、先ず第一にお答えしたいと思うのであります。新内閣は現下の新らしい情勢に應じまして三党が政策の協定をいたしたのであります。戰時公債の問題につきましても一應の方向について協定をした次第であります。
インフレ対策といたしましては、一つは財政インフレ防止のため経費の軽減に努め、徴税機構を強化し、インフレ及びやみ利得を徹底的に徴収する脱税防止法の制定、軍事公債利拂の停止的処理、なお鉄道・通信特別会計については、経理面の合理化を断行することによつて経費の節減をはかり、復興の基本計画を樹立し、なお不可避の赤字は一般会計より繰入れるか、あるいは運賃並びに通信料金の引上げによるか、あるいはその他の方法等によつて
○中崎委員 私の関知しておる範囲内においては、ただいま大藏大臣の答弁と社会党側の考えておる考え方との間には、相当の開きがあるようにも思うわけでありますが、これはしばらくあまり深入りしないことにしまして、ここに全國銀行協会連合会、信託協会そのほか金融機関の団体の名前をもつて、公債利拂停止的処理についての意見があるわけでありますが、これについて私は相当の意見をもつものでありますので、以下それらの問題について
○中崎委員 大藏大臣に質問をしますが、三党政策協定の中に、戰時公債利拂の停止的処理ということが明らかになつておるのであります。この戰時公債利拂の停止的処理という言葉のもつ意味について、新聞紙上等に傳えられるところによると、私たちの考えておる解釈と、多少異つた解釈があるようにも関知しておるのでありますが、大藏大臣はこの言葉のもつ意義について、どういうふうに解釈しておられるか伺いたい。